アキヤマ式オッズ馬券分析とは、ひとことでいうなら、オッズという膨大な砂のなかでインサイダーという砂金を探すことです。その砂金を不純物のない状態で取り出すことが理想です。
アキヤマ式のオッズ分析をあえて何かに例えるならば、古い例で言うなら、砂金すくいです。
大量の砂の中で光る砂金はわずかですが、これをすくいためには、普通の砂と一緒に吸い、あとでより分ける必要があります。
あれれ??? おっと、砂金すくいなんて、イメージが涌かないという人が多いようですね。
では、別の例です(-_-;)。それは、無線傍受です。巷には多くの情報が飛び交っていますが、周波数が一致すれば、雑音のないラジオ放送が聞けますし、危ない会話が傍受できたりします。しかし、ほとんどの周波数は雑音です。この雑音が一般馬券ファンの投票だと思ってください。そのなかで聞きたいのは、インサイダー馬券の投票です。
ただし、ここにも落とし穴があります。「インサイダー投票」の羊顔をしたオオカミが潜んでいるのです。それは偽インサイダー情報を流して、情報料をせしめている詐欺師です。昔でいえば、競馬場で馬主章をつけて、一般席をうろうろして、獲物を狙っていたコーチ屋です。
ンサイダー投票と一般投票馬券のイメージを折れ線グラフにしたものを作って見ました。もちろん、これはイメージですので実際の数値の割合とは異なりますが、視覚的にインサイダー馬券及び一般馬券の時間軸での流れを把握してもらえるのではないかと感じています。
上下の大きさは投票される馬券の売り上げを意味し、左右は馬券が発売されてから締切までの時間を意味します。右に進むほど、締め切り時間に近づきます。
深夜から早朝にはインサイダー投票が増え、直前にも増えますが、直前は一般投票に圧倒されて、埋もれてしまいます。
レースによっては深夜から早朝よりもお昼や直前の方が動きが目立つケースもありますが、おおむね6~7割以上のレースは、深夜から早朝の動きが分析しやすく、その結果により、インサイダー馬を導き出すことが多いというのが最近の傾向です。
そして、この傾向は新型コロナウィルス感染防止のために、競馬開催が「無観客」で行われるようになり、IPAT・即PAT会員が増えてから、この傾向は目立っています。また、個人的な話ですが、馬券の回収率が昨年度比5%上昇とわずかですが、オッズ馬券の成果がアップしています。
これから新型コロナの状況がどのようになるのかは誰にも分かりません。けれども、生活様式が変貌し、ネット競馬が本格的に到来したことは間違いのない事実です。変化を恐れることなく、変化に順応することが勝利への一番の近道です。数年前のオッズ馬券戦術などもはや化石です。
けれども、アキヤマ式オッズ馬券術のインサイダー馬券のコンセプトは20年以上変わってはいません。馬券が単複枠の3種類しかなかった時代からオッズと向き合ってきました。ちなみに、文芸春秋社文藝春秋社刊行の「NUMBER」誌の馬券予想史年表ではオッズ馬券の代表者として新オッズ研究会代表の「秋山忠夫」の名前が掲載されています。その当時から根底にある考え方が揺らぐことはありませんが、オッズ分析はこれまでの常識を破って、新しいオッズ馬券術を考案し、高配当をゲットし続けるつもりです。
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