と 馬券ファンの皆さん、お元気ですか?
新オッズ研究会代表でソフト開発者の秋山と申します。
残念ですが、昨年4月の緊急事態宣言以降、断続的にコロナ禍の波が続いています。昨年には今頃はワクチンが国内外で普及して、海外からの観光客も徐々に増えるのでは、と想像していた人は少なくなかったと思います。
今年の年初はコロナ禍もあって、恒例の祝辞的新年ご挨拶もできませんでしたので、桜の季節、そしてGⅠシリーズ開幕のシーズンでもありますので、少しお話させていただきたいと思います。
コロナ禍の影響では、特に昨年の春は、スーパー以外のほとんどの店が休業し、プロ野球、Jリーグといったスポーツイベントも開催が休止や延期となりました。
そんななかで、中央競馬開催だけは1日も絶えることなく、継続して開催されてきました。これは世界的に見ても、非常に奇跡的なことです。しかも、その開催期間中、ネットでの馬券発売が主軸という制約はありましたが、全レースの馬券発売が実現しています。
この陰には中央競馬やその周辺で働く人の多大な努力があったからだと思いますし、馬券ファンもコロナ禍での制約を前向きに許容して、少人数有人開催の折にも、新人ジョッキーの勝利などを拍手で応援したり、サッカーでいうところのサポーター的な役割も果たしているのではないかと考えています。
この場をお借りして、競馬のために日々労力を惜しまない競馬関係者や競馬を愛する馬券ファンに感謝の意を表したいと思います。
ただ、経済面からの視点では、新オッズ研究会としていいことばかりではありません。コロナ禍でSOPユーザーが少し減少してしまったということがあります。ソフトだからネットは関係ないだろう、と思われるかもしれません。実際に通常の市販ソフトならそうかもしれません。
この理由はヘビィユーザーに飲食店経営者が多く、コロナ禍で廃業せざるを得なくなったという切ない状況もあります。けれども、それ以上に、「(購入履歴を知られるのがいやだから)ネットでは馬券を買わない」というSOP常勝組ユーザーの方々も馬券を休止しているということも理由としてあげられます。「WINSでも馬券が買える」といっても対象レースや購入時間に制約があり、SOPの分析で浮上したレースも勝負はできなかったり、馬券そのものが買えなかったりという特殊な状況ですので、これまでの馬券投資から、公式に税制優遇されている株やFX、ビットコインなどに転換しているというのが実情のようです。
馬券で儲かっている人ほど、購入履歴を知られることを嫌がるのは何故なのか、カンのいい人なら簡単に推測できるものと思いますので説明はいたしません。
それは私も同様でこのところ馬券で大きな勝負はしていません。というより、コロナ禍の現状ではできません。
これまでほとんど持ち出しの開発費も自分の馬券で補填してきましたが、会社という組織にしているため、それにも限度がありますし、先述したコロナ禍のWINS事情により個人の馬券収益も限られるため、今は新規ユーザーを少しだけ増やそうと考えています。(このソフト、SOPは本当に頭のいい人しか買いませんので、既存ユーザーの皆さん、オッズ体系が崩壊するという心配は無用です)
ただし、ただしです。
コロナ禍が終息して、(こと競馬や馬券に関して)すべてが元に戻ったなら、SOPは新規販売を中止しようと考えています。それまでのユーザーだけで会員制のようなスタイルで、馬券術は無償で共通できるスタイルにしようとも考えています。
その意味では、馬券で儲けることが可能ならオッズ馬券にチャレンジすることを厭わないという馬券ファンは、今が最後の参戦のチャンスです。
絶対的な事実としてお話ししますが、馬券で勝つには2つの方法しかありません。
現役の調教師・厩務員や騎手、JRA幹部職員など競馬界中央部の人から情報を聞き出すか、その情報で馬券を買っている人に相乗りするかです。ちなみに、競馬新聞記者、競馬評論家や少数頭馬主、引退した調教師。騎手等は圏外です。
SOPは後者の情報を得るために、オッズを分析するツールです。インサイダーに相乗りする馬を探すための探査器機(ゾナー)です。SOP以上の分析ツール開発をできる開発者は残念ながら他にいませんし、万一いたとしても億単位の開発費と10年以上の歳月が掛かります。それを万一クリアしたとしても、果たしてこの複雑なツールを使いこなせるかどうかです。ちなみに、新オッズ研究会ではこれまで7万時間以上をSOPでのオッズ研究に費やしています。
結びになりましたが、先日入園予約に当選し、新宿御苑にお花見に行くことができました。上部の写真はその時撮影したものです。当日はあいにくの大雨で人手は思ったよりも少なかったのですが、久しぶりにコロナ禍の都心から別世界にワープした気持ちでした。
来春には、制限なしに競馬も桜も楽しむことができるようになることを祈りつつ、皆さん方が春のGⅠシリーズで好成績を残せることを切に願います。
2021年春 新オッズ研究会代表 秋山忠夫
〒115-0042
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